新しい研究室のサーバにCentOS6.5を導入する
VPSしか触ったことのなかった筆者が、初めて物理サーバにCentOSを入れるまでの備忘録。
今回はこれまで研究室にサーバがなかったところで試行錯誤しながら導入を行ったので、同じような境遇の人は特に、サーバを買う前に見てほしい。
事前にすべきこと
- 物理的に置く場所に関して許可を得る
研究室のある建物の地下に置くつもりで自分の中ではいたが、そのために何が必要かまでは把握していなかった。今回は周りの方々のおかげで研究室のある建物の地下に置くことができたが、置けなかった場合詰んでいたので、十分注意されたい。
許可がとれたら、サーバ室に入るための申請を行う。(スッと通るプロトコルがあるはず(秘書さん経由とかおすすめ))
- 上に関連するが、制約を明確にしておくこと
自分の研究室がこちらの大学でお世話になっている研究室というのがあるのだが、そこに置いてあるもともとのサーバについて把握していなかった。その研究室のサーバはラックのサーバで、ラックの一部が空いていたため、それに合ったサーバを買っておけば余計な場所をとる必要がなかった。確認せずにタワーサーバを買ってしまった。
導入するもの
CentOS6.5
やったこと。
- CentOS6.5(以下CentOS)をmirrorサイトからダウンロードして、DVDに焼く
CentOS-6.5-x86_64-bin-DVD1.isoというやつをダウンロードしてきて焼く(2のほうは、optionalなので必要なければ焼かなくてもよい)
- CentOSをサーバにいれる
ここでいろいろ引っかかった。
モニターの問題
起動時の画面の解像度が(たしか)720×400なので、これに対応していないモニターでは信号エラーが出る。DELLのロゴが出る画面など一部解像度の変わるタイミングでは、対応していないモニターでも表示される。しかし、RAIDコントローラを設定するのが720×400のタイミングなので、それに対応してる古めのモニターが必要になる。
RAIDカードの問題
これ超大事。DELLでオプションでRAIDカードつけるときに、s300とs100とかのRAIDカードだと、Windows Serverにしか対応しておらず、CentOSでRAIDを利用することができない。インストール画面まではいけるが、インストール先を選ぶときに、HDDを認識できず、そこから進めなくなる。
今回は買って設定しているときに気づいたので、RAIDの代わりに、4台あるHDDのうち2台を用いて、1台をOSを入れるHDD、もう一台はそのバックアップ用とした。
これを避けるために、DELLの部品を選ぶところでは、きちんと自分の入れる予定のOSに対応したRAIDコントローラを選ぶ必要がある。